2013-07-05 魔法のコトバ 妄想 朝もやの交差点、信号は赤。 疲れた身体をほぐすため少しだけ伸びをした。 すると後ろからバイクの音と共に「ああ~だめ、ごめんなさい」の声。 ちらっと横目で見ると新聞配達のおばちゃんだ。 一時停止するつもりは全くないらしい。 ブロロッと小気味の良いエンジン音を鳴らしながら左折。 「あ~っ、あ~っ、ごめんなさい、ごめんなさい」 といいながら俺の目の前を通り過ぎていった。 一瞬目があっただろうか。 俺は苦笑いするしかなかった。 ごめんなさいといえばなんだって許されるんだろうか。